全銀ネットシステム障害トラブルが11金融機関で発生しました。それも、企業や法人様のお金の動きが一番多い10日におきました。
もし、自分が送金されないと困る立場だったら。着金されないと困る立場だったら。
このトラブルでブラックリストに載ってしまうなんてこともあるのでは?
全銀ネットシステム障害トラブルの未着金は自己責任なの?保障はないの?ということの補償が発表され
この疑問を追求していきます。
全銀ネットシステム障害トラブルはトラブルは?債務不履行責任保障あり?
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- 山口銀行
- 北九州銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- 日本カストディ銀行
- JPモルガン・チェース銀行
- もみじ銀行
- 商工組合中央金庫
債務不履行責任保障あり?
債務不履行責任保障ありません。自己責任ということになります。
そこで、期限内に振込が行われなかった場合、「履行遅滞」の状態が発生してしまうので、当日振り込みでなく前日振り込み
預金者が決済期限内に「債務の支払い」をできなかった場合
預金者が決済期限内に「債務の支払い」をできなかった場合
考えられる問題の1つめは、預金者が債務を負っていて、システムエラーにより決済期限に間に合わなかった場合です。この場合には、一応、預金者の債権者に対する債務不履行責任(民法415条)が問題となります。 期限内に振込が行われなかった場合、債務の支払いが遅れた「履行遅滞」の状態が発生するからです。 民法415条は債務不履行責任が発生する要件として、債務者の「帰責性」を要求しています。しかし、金銭債務の場合、不可抗力で債務者に帰責性のない場合であっても、債務不履行責任を免れることができません(民法419条3項)。システムエラーで振込ができなかった場合であっても、債務不履行責任が発生することになります。
yahooニュース
この内容から言うと、民法で定められていることからいうとどんなことがあっても金銭債務不履行責任を逃れることはできないのです。しかし、全銀ネットシステム障害トラブルと理由がはっきりしている場合はブラックリストに載ることはない?
補償について
補償については「復旧に全力を尽くしており、現時点で補償についてはまだ検討していません」と回答しました。
https://smbiz.asahi.com/article/15025249
12日までには、復旧できるように全力を尽くしてくれるそうですが、送金・着金ならなくて大きな損害を受ける人も多かったはずです。補償の件も損害額によって考えてほしい限りです。
全銀ネットシステム障害トラブルは?債務不履行責任保障あり?まとめ
銀行ネットシステム障害トラブルがあったとしても、支払いは待ってくれません。債務不履行責任になってしまっても保障はなく自己責任です。
ほんとに、5.10日とか一番お金の動く時にシステム障害は勘弁してほしいです。その時は、損害額によっての補償もあってほしいですね。