全国東照宮の創祀(そうし)として知られる【久能山東照宮 】。東照大権現たる徳川家康を祀る東照宮は現在は約130社あります。
昭和32年に日本平ロープウェイが開通されるまでは、山下石鳥居より本殿前まで1159段の石段を歩いて登っていました。「いちいちごくろうさん」といいながら登っていました。(高低差約200メートル)
今回は静岡県にある【久能山東照宮 】の、
・石段1159段の先に広がる駿河湾の絶景
・日光東照宮との違い
などをまとめます。
久能山東照宮 石段1159段の先に広がる駿河湾の絶景
久能山東照宮に徒歩で行く場合のアクセスは、
・マイカー
・タクシー JR「静岡駅」から約20分。3500円前後。
・路線バス:JR「静岡駅前」から石田街道線を利用して終点「東大谷」下車。
「久能山下行き」に乗り換えて終点の「久能山下」で下車。
約55分(乗り換え時間は含まない) 片道620円。
昔の人が「いちいちごくろうさん」といいながら、本殿前まで1159段を上った先には見事な駿河湾の絶景がご褒美のように待っています!
高低差約200メートル。途中に長椅子があります。(休憩用かな?)ここまでくれば大体半分ぐらいです。きつかったら一息つきましょう!
20分から30分みれば登れると思います。
日本平ロープウェイ
それでも体力に自信がない等の人はロープウェイの利用があります。
日本平から久能山東照宮まで、5分で行けます!
日本平ロープウェイ
・一般運賃:大人 往復1250円
片道700円
小人 往復630円
片道350円
・ロープウェイ+東照宮拝観 2点セット券
大人 1750円
中学生 1450円
小学生 830円
・ロープウェイ+東照宮拝観+東照宮博物館入館 3点セット券
他にも障害者割引や年間フリーパスなどあり 時刻表など
詳しくは、、、 日本平ロープウェイ
久能山東照宮 日光東照宮との違いは?
徳川家康公は自身の遺命によって久能山東照宮に埋葬されました。それに対して日光東照宮は、徳川家康公を神格化した東照大権現をお祀りしているという違いがあるそうです。
徳川家康公は久能山東照宮に葬られていましたが、三代将軍・家光(徳川家康公の孫)が家康公の遺骨を日光東照宮に移しました。
久能山東照宮から日光東照宮は、その途中のライン上に富士山があり、富士山は「不死」の象徴として信仰されている歴史があるので、富士(不死)を通り日光に祀ることで神格化する意図があったとされています。
波乱万丈の人生を送った徳川家康公は晩年を過ごした静岡に埋葬してほしいという遺言があり、遺骨は日光にあるという説もありますが、魂は久能山東照宮に宿っていると言われています。
久能山東照宮 四季
☆春
久能山東照宮の春は何といっても桜です。徳川家康公の命日である4月17日はもっよも重要な祭事である「御霊祭」があります。
徳川家康公の対しての敬意を払ういい機会です。
そして天下泰平を築き上げた徳川家康公の対しての敬意を払い、平和の世の中を感謝とともに、お祈りしましょう。
☆夏
久能山東照宮の夏は、駿河湾からの潮風を心地よく感じられる季節です。特に梅雨明けは、久能山が新緑に包まれてとても爽やかです。
☆秋
久能山東照宮の秋は、紅葉がおススメです。例年、11月下旬から12月上旬に楽しめます。ロープウェイからの紅葉した絶景は見事です!
☆冬
久能山東照宮での初詣。久能山からの初日の出を見るために多くの参拝者が訪れます。元旦から3日までは、お屠蘇とお神酒が振る舞われます。
まとめ
徳川家康公が眠る、全国の東照宮のなかで最古の久能山東照宮。
有名な「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」は、波乱万丈な人生を生き抜き、天下泰平を成し遂げた多くの苦労と忍耐、そして戦乱の過酷な状況の中で生き抜いてきた経験が凝縮されたものです。
そんな徳川家康公が眠る久能山東照宮で戦乱の時代を肌で感じてみませんか♪